ドローソースについて
当ブログで採用が目立った《強欲で金満な壺》ですが、必ずしもこれが正解という訳ではありません。どの構築でどれが良いのかを選定して、使い勝手が良いものを採用しましょう!
強欲で金満な壺
このブログでは主にこのカードを採用していますが、その理由に:
- パフューマーというサーチが増えたことでメインデッキ内で強力な動きが増えたためにデッキリソース管理が重要になった。
- エクストラデッキにコンダクターという明確な着地点が登場したことでSS制限が厳しいタイミングが出て来た。
- エクストラの除外枚数は自由に選択できるので、どうしてもエクストラで飛んで欲しくないカードがある場合でも多少強気に使える。
という三点があります。前提として「コンダクターを意識している」が「メインデッキでも多少戦えるorエクストラデッキのウェイトが小さい」ことを視野に入れているという話なので、いずれかを満たさない場合は不適です。
e.g.)7軸特化ハーピィではエクストラデッキの一枚一枚が非常に重要なので採用ができない。
強欲で貪欲な壺
発動タイミングの制限がなく、エクストラデッキの損害が無く使えるのが魅力ですね。かつては命削りAFハーピィなどでも採用していた方がいらっしゃるかもしれません。
ただし以降のハーピィデッキでは採用がやや難しいでしょう。
- サーチ、サルベージができるカードが多いため、回収不能になるとゲームが困難になることが多い。
この一事がハーピィにおいてはかなり難しく、採用をする際には気を遣うことが求められるでしょう。
強欲で謙虚な壺
デッキの上から3枚見ることができる優れたドローソースであり、結界像ビートなどの罠主体のデッキでは散見されるカードです。アロマハーピィなどでも十分に採用する価値があるのですが、このカードは「特殊召喚ができない」ことがやはり問題になります。
例えば往年のAFハーピィでは《命削りの宝札》とデメリットを共有できた他、先攻1ターン目に特殊召喚にて出さなければならないモンスターが、強いて挙げるなら《竜巻竜》くらいのもので、本命の特殊召喚は相手ターンと、相手のテンポをくじいた後のターンに行われていました。
しかし現在では、羽根吹雪のトリガーになり、身代わり効果を起動できるコンダクターが登場したことで、先攻で明確に着地するべき場所ができたのです。必ずしも採用できないというわけではありませんが、発動すると自動的にコンダクターが使えなくなるので多少リスキーであると感じています。
命削りの宝札
ガン伏せデッキのお供、命削り。強烈なアドバンテージ源ですが、ハーピィの場合は諸刃の剣と言えるでしょう。
- ハーピィ外のカードを沢山引けるので安定した先攻挙動が保証される。
- 罠を多く入れた構築にするモチベーションになる。
- サインやハーピストを捨てることで手札を補充できる。
といった、命削りならではのメリットも多くありますが、弱点もあって:
- 捨てたくないカードが多い時には打ちづらく、またサインを引けない場合はそもそも捨てること自体が概ねディスアドバンテージになる。
- コンダクターの登場でSS制限がやや苦しい時がある。
という二点は、少し難しいところがあるでしょう。
コンダクターへの依存度を下げた場合や、強謙なども追加で採用してサインなどへのアクセス力を上げた場合については十分に採用する価値があるので、アロマハーピィではドローソースを調整する際に候補に挙がって来るでしょう。
貪欲な壺
ご存知回収しながらドローできる凶悪カード。ただしハーピィでこいつを採用することは比較的稀になるでしょう。というのも:
- ハーピィを回収するならハーピィの羽根休めが存在しており、これはパフューマーでのサーチならびにオラクルでのサルベージに対応している。
- それ以外の回収を狙いたい場合にも、ハーピィ内で自然に出すことが出来る《ダイガスタ・エメラル》の存在が大きな壁になる。
という二点にあります。貪欲を採用する場合は、
- 《霞の谷の神風》やトロイメアなどを採用している都合でメインデッキ、エクストラデッキ共に損耗が激しく、またエメラルを出す余裕がないような大量展開デッキ
- 羽根休めとエメラルを入れても尚デッキ内のカードが枯渇する、あるいはエメラルだけでしか回収できないカードを繰り返し使わなければならないけどエクストラの都合でエメラルの枚数がどうしても限られてしまうデッキ
という、ややレアケースの際にサイドデッキから1~2枚忍ばせることで、ロングゲームに持ち込んでくる相手などに立ち向かうのが良いかもしれません。
まとめ
- デッキに合ったドローソースを選ぼう。